ハンコ不要論

2017.04.22 Saturday
        

日本や中国では古来から続いている文化なので、そう簡単には変えられないのかも知れませんが。

 

しかし、意味が希薄なハンコ至上主義は、銀行も役所も会社も、そろそろ終わりにしてもいいのではないでしょうか?

 

よほど珍しい名前ならともかく、「清水」なんて名前のハンコは百キンにでも売っているし、たいして本人の証明にはなりません。銀行でハンコが違っても照合漏れで見落とされることもありますし、何よりも、サインと違ってハンコと通帳さえ持っていれば簡単にお金を下ろせてしまうところが怖いのです。その点、サインの方が難しいハズです。

 

楽天のネットバンクでは、ハンコの届出が不要です。口座振替の申込みだってハンコを押さないしサインもしません。その代わり、申込後にメールとネットで本人確認をきっちりとやります。こちらの方がハンコよりも確実だと思うのです。

 

役所の届出、会社の契約書もしかり。ハンコさえあれば安心というものではないはずです。それならサインでも同じだし、今や電子的に認証する、より安全な方法が沢山あります。逆にハンコに頼っている方が危険だし、それがあるがために、電子認証などの手段の開発が遅れるような気がするのです。

 

ちなみに中国では、もはやほどんど使っていないそうです。この分野でも、日本だけが取り残されるかも知れません。

            
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