リマインドコール、リマインドメール
幕張メッセやビッグサイトで開かれる大きな展示会に申し込むと、その直前に「XX日、お申込ありがとうございます。お待ちしています。」という電話が丁寧にかかってきます。もちろん主催者が直接やっているわけではなく、代行会社に頼んで数千人に一気に連絡しているのでしょう。これを「リマインドコール」といいます。
このリマインドコールをやるだけで、参加率が格段に向上するといわれています。特に無料セミナーや無料展示会などの場合、早く申し込んだはいいものの、当日予定が入ったり忙しくなったりしてすっぽかす人が意外と多いのです。平均で2割、雨天なら4割が連絡もなく来ないといわれています。しかし直前に電話することにより、それがぐっと減るのです。
最近、ある大企業が主催しているイベントで、参加を申し込んでいたセミナーの前日に「明日開催!」というタイトルのメールが届きました。内容はリマインドコールと同様、早い話、「すっぽかさず、ちゃんと来てね」という意味です。これは「リマインドメール」といいます。
リマインドコールと違ってリマインドメールの場合は人を大量に雇う必要はありません。参加者申込者が1,000人であっても、1人で簡単に全員宛のメールを送ることができます。10分もあれば可能です。ここが電話とは大きく異なるところです。電話なら人を大勢雇わなければ出来ません。
その効果は...残念ながら電話の方が上です。メールなら開かない人も沢山います。電話なら直接話すことができるか、たとえ本人不在でも少なくともメッセージは本人に伝わります。必然的に効果も電話の方が高くなります。
難しいところですが、コストを抑えるならメールの方が格段に上です。しかし多少コストをかけても確実に来て欲しいというのなら、前近代的ではありますが、申込者全員に電話する方が効果は上かもしれません。