観光局の役割

2018.05.01 Tuesday
        

近所の旅行代理店の店舗が閉鎖になったことを先週書いたとき、それに関連して何か同じようなものが一つあった気がしていたのですが...やっと思い出しました。海外の政府がやっている観光局です。

 

私が学生のころ海外に一人旅(=パックに入らない個人旅行)をするときの情報源は、まず最初は「地球の歩き方」というガイドブックでした。今でも地球の歩き方はありますが、今のものとは違って当初は完全口コミだけによる情報本だったのです。これが(信憑性は別として)結構良く、みんなよく使っていたと思います。この本に載っているところに行くと、日本から来た人はほぼ全員、同じ本を持っていたのですが、それはそれで面白かったですね。しかし1-2回目以降は「地球の歩き方を使うのは初心者だ」と思うようになり...そこで旅行の情報収集に政府観光局というのを使うようになりました。

 

観光をウリにしている主な国の観光局というのが、大抵は東京にあったのです。そこへ行って出来る限り沢山のパンフレットを集めてきます。商売目的の単なるパンフも沢山ありましたが、公的機関が発行しているホテルリストや地図、時刻表などは無料でも情報量が多い上に信憑性も高かったので、結構使えたのです。変な口コミより良かったと思います。山のように集めた資料を1つ1つ読みながら色々と旅行の計画を立てるのが大きな楽しみでした。

 

時代は変わり、今やネットでこれらすべてが可能です。公式情報だって口コミだって写真だって、当時とは比べ物にならないくらいの量がわずか数秒で、しかも無料で手に入れることができて、しかもその場で予約することもできます。

 

政府観光局の窓口も数が減っているでしょう。

楽しかった旅の情報集めも、この20年で大きく変化してしまいました。

 

 

            
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