なぜか空港からの投稿が多い
友人たちのFacebookやインスタの投稿を見ていると...なぜか空港にいる時や飛行機に搭乗した時に投稿している人が多いことに気付きます。大抵は、上級メンバーしか入れないラウンジのテーブルやビジネスクラスらしいシートをさりげなく入れて、ひっそりと自慢をしているように見えます。
ま、それはともかく。
なぜ空港で投稿するかというと、一番の理由は、時間的に余裕があるからというのは間違いありません。
それに加えて、人はなぜか旅に出るときに他人にそれを伝えたくなるという心理があるようです。
大昔、いや、それどころかつい100年も前までは、旅は命をかけた危険なものだったからでしょう。大阪から江戸まで歩いて往復するということは生命を脅かすレベルの危険が伴ったはずです。明治時代や昭和初期に海外に行くときも同様に危険だったに違いありません。今の世の中、どちらもほぼ100%安全になったものの、まだ人間のDNAには「旅=危険」の考えが染みこんでいることは十分にありえます。「無事、家に着きました。」「無事帰国しました。」という報告がいまだにあるのも同様の理由でしょう。
昔は旅の前に「二度と会えないかもしれない」という意味で水杯をかわしていました。また、ちょっと前までは空港から家族や特に大切な友人に電話をかける人が多かったそうです。
今の時代は、それが単にSNSに代わっただけということかも知れません。