新商品の一工夫

2019.01.14 Monday
        

先日行った近所のベーカリーで新作・未発売というケーキをいただき、試食しました。私は単に「美味しいな〜」と思ったのですが、隣に座っていたご紳士は、「せっかくの試食なので、コメントするよ」と前置きした上で、素晴らしいことを話されていました。ついつい私も聞いてしまいました。

 

「新作というのは、この店にとっての新作でしょう。他店にもあるものだし、お客さんにとっては新作ではないだろう。これに何か一工夫ないと、お客さんは感動しないよ。」とのことでした。

 

確かにそうです。見事に的を得ていると思います。

 

ケーキ自体は素晴らしいものなので、例えばこれに自家栽培したミントの葉っぱを1枚のせるだけで、全然違うはずです。ミントが難しければ、自家製ジャムとか。あるいはコーヒー豆1粒でも構いません。何かちょっとしたオリジナルのアクセントが1つあるだけで全然違います。本当の意味での「新作」となるわけです。

 

「これが新作だ!」というだけでは、店にとっての自己満足に過ぎません。お客さんにとっても「新作!」と思っていただけるようななにかちょっとした工夫が、とても大切なのだと思います。

 

 

 

            
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