化粧品会社の「青田刈り」営業
2019.02.12 Tuesday
いや、青田刈りなんていうと悪い意味になってしまいますね。いい意味での話です。
私は(男なので)知らなかったのですが、高校を卒業するくらいの女性に対して化粧品会社が猛烈な営業をかけるそうです。営業といってもバンバン売り込みに行くのではなく、化粧の教室を無料で開いたりする方式です。そしてサンプル品をタダで沢山配ります。そうすることにより...その段階で一度ファンにしておけば、一生使い続ける顧客になってくれる可能性があるからです。化粧品会社としては、どの年齢層を狙うより長期的には効果的でしょう。
自動車メーカーの中には、教習所に車を無料とか大幅値引きで提供しているところもあるそうです。これも同じ理由ですね。
そういえば私が勤めていた銀行もそうでした。とにかく新入社員に口座を作ってもらえば、その時の利用は少なくても、一生メインバンクとして使い続けてくれる可能性があるからです。
鳥のひなが最初に見た動くものを親と思ってずっとついてくる...という話とはちょっと違うかも知れませんが、とにかく最初に知ったものを一生利用するということはよくあることです。
初期段階でのマーケティングは非常に重要なのです。