法人税引下げと規制緩和なしで経済活性化はありえない

2010.07.09 Friday
        
今日、私が好きな経済学者(の一人)である竹中平蔵・元大臣の講演を聴いてきました。

「自分も前回の参議院選挙に出た経験から...」なんて今の選挙の話から入って、消費税の引き上げ問題、財政再建問題について論じました。

私もいつも思っている通り、やはり増税して財政再建することは考えにくいとのことです。増税が有効な場合は、(1)大恐慌などで民間が完全に動けなくなっている場合(2)民間がバカで政府が賢い場合、のいずれかだそうです。今はそのどちらでもないので、やはり増税しても経済が悪くなるだけで、財政再建には逆効果になってしまうのです。

反対に法人税の大幅な引き下げと大規模な規制緩和を実現し、企業の活動をしやすくして経済を活性化させることが財政再建にもつながるのです。これは他の先進国がみんな実行している王道の政策です。

法人税が今は実質40%ですが、これを他の国並みに20%に引き下げること。税収は5兆円ほど減りますが、この額は子供手当と同じです。確かに、子供手当よりも法人税引き下げの方が絶対に経済効果はありますね。経済が上向き、税収が増えてくれば、それから子供手当を実行する方法もあるわけです。

いつもながら楽しく、しかもわかりやすい話で、あっと言う間に50分が過ぎてしまいました。


            
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  • 2010/07/12 1:34 PM