「クラウド」という言葉の功罪

2018.05.08 Tuesday

往々にして日本では話題の言葉がひとり歩きしてしまうことがあります。

 

いい例が、この「クラウド」でしょう。5年少し前、クラウドのブームが始った頃、日本の大手電機メーカーがいっせいに「クラウドなら当社へ」みたいなキャンペーンをやっていました。でも中身を見てみると、とてもクラウドとは思えない、いや、クラウドの意味を理解していないとしか思えないお粗末な内容があったものです。またユーザー側も、何でもいいので、「クラウド」というものを自社にも導入しようと動いていた感があります。

 

「セカンドライフ」というネットのサービスもそうでした。時代に遅れまいとした日本の大企業が中身を理解しないまま大金をつぎ込んでいましたね。結局、あれでどのくらいのリターンがあったのでしょう。

 

ここ数年は「SNS」ですし、「VR」や「AI」もそろそろ同じ道をたどりそうです。

 

で、思うのですが...。

最近よく見る「クラウドXX」というような、クラウドを使っていることを全面に売り出したサービスも、受け入れやすい人とそうでない人にわかれるかも知れません。私は別に違和感はありませんが、「クラウド」という言葉に抵抗感がある人、言葉自体をよくわかっていない人、情報漏えいなどで逆にネガティブな印象がある人...などなど、否定的な印象がある人も少なからずいるはずです。なので、ターゲット層によっては、「クラウド」ではなく、むしろ「ネット」「オンライン」など、既に十分に浸透した、多くの人にとって馴染みがあるわかりやすい言葉に置き換えたほうがいいかも知れません。


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック