丁寧すぎる日本語の直訳
日本語は必要以上に丁寧なことがよくあります。
例えば、近所の大衆中華料理店でメニューにこんなことが書いてありました。
「マヨネーズ:50円」と書いておけばすむことなのに、これを長い文章にしています。(しかもちょっと変です。)
で、Google翻訳するとこんな感じです。
Customers who wish mayonnaise will prepare with 50 yen + tax.
やはり元の日本語で主語がわかりにくいからでしょう。この英文だと、マヨネーズを希望する人がマヨネーズを用意することになってしまいます。日本語が完全にわかる人なら「ご用意いたします」敬語の使い方から、主語、つまり用意する人は店員だと理解できるのですが、機械だとこの文章の主語は「お客様」だと判断してしまうのでしょう。まあこれは日本語の原文にも問題がある気がしますけど。
これを格安翻訳者や一直線(?)な翻訳者が訳すと、「For customers who wish mayonnaise, we will prepare it for 50 yen + tax.」のような文章になってしまうかも知れません。しかし英語圏の人が読むと、かなり違和感があるはずです。
もちろん正解は「Mayonnaise:50YEN」ですね。
文化の違い、商習慣の違いまでを考えた翻訳は、やはり難しいものです。