一度しか会えないお客様

2018.07.08 Sunday
        

元・スッチー、今・老舗旅館の女将という人のインタビュー記事を読みました。

 

スッチーの仕事って、同じお客様と2回会えることがまずないので寂しいとのことです。確かに、スッチーは路線や便ごとに決まっているわけではなくその時々で割り当てられるのだし、お客様も毎日乗っているわけではないし、さらに1日何百便とある中でスッチーが一度会ったお客様にめぐり合う確率は超・低いでしょう。私自身、かなり飛行機を利用している方ですが、いまだに知っているスッチーやパイロットに会ったことはありません。なので、スッチーの仕事は文字通り一期一会のはずなのです。

 

それだけ多くの人と巡り合うのだし、考えようによっては素晴らしいことだと思うのですが…。やはり寂しいと思うこともあるかも知れません。その点、旅館の仕事なら、何度も同じお客様と会うこともあるわけです。お客様のことを知れば知るほど、さらにいいサービスができるというものです。

 

旅館業だけでなく、ホテルだってデパートだって飲食店だって、もちろん私たちの仕事だって、多くの仕事は後者です。一回きりということもあるものの、同じお客様と何度も会うことの方が多いでしょう。


一期一会という言葉には、「何度も会う場合でも、一回一回を大切にしなさい」という意味もあるそうです。いつでも会えるということに甘んじず、常に相手に対し最善を尽くすことが大事なのだと思います。

            
ビジネス/経済/仕事

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