延長戦が評価される

2018.08.13 Monday
        

ネットで見た甲子園100周年の記事で、過去の名勝負というのがあり、延長16回の末...とか17回で勝負があったとか、とにかく延長戦が長かったものが沢山目に付きました。

 

確かに、両者共にものすごい体力を尽くし、長時間頑張った勝負には感動させられるものがあります。今回の大会も延長の末に大逆転したものは感動的でしたね。頑張った両者に対し、心から拍手を送りたくなります。

 

しかしですね...。その反面、もしこれらの名勝負が9回終わっていたらどうなのでしょう。同じように評価されていたでしょうか?

 

同じと言ったら高校球児に失礼だし全く違うかも知れませんが、仕事だって、残業して頑張ったという人の方が日本では評価される傾向があります。

 

完璧な仕事を5時までに終わらせて帰った人と夜の1時までかかって終わらせた人では、後者の方が評価されるでしょう。仕事の結果としてはまったく同じであるにもかからわらず、です。いや、残業代がかかっている分、後者の方がマイナスであるはずです。

 

何も日本独自ではなく、海外でも同じことはあります。でも日本がその傾向が強いのは間違いありません。能力主義と言いながらも、時間がかかって遅くなった方がいいとされるのです。短時間でものすごい頑張った成果を出しても評価されにくいのではないでしょうか?高校生のアマチュア野球とは違い、本来、仕事は努力ではなく結果で評価されてしかるべきなのです。

 

日本が本当の意味で成果主義になり、無駄な残業がなくなるためには、根本的に変えなければならないことがあるような気がします。

 

            
ビジネス/経済/仕事

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