連休後のシステムトラブル2

2019.05.08 Wednesday
        

案の定...というか、残念ながら大きなシステムトラブルが多々あったようです。

 

元号変更に関するものもありました。地銀数行で、2019年5月が1989年5月になってしまったとのことです。明らかに令和1年が平成1年に解釈されたのでしょう。役所などでも同じようなトラブルがあったようです。また連休前、連休後ともにATMがパンクしてしまった銀行もありました。

 

ただ...銀行のトラブルは楽天銀行が大きかったので、他の銀行の話題は陰に隠れてしまいました。また、世の中的には今回のJALのシステムトラブルがあまりにも大きかったために、その他のシステムトラブルの話題が陰に隠れてしまいましたね。こんなことを言っては何ですが、他のシステム担当者達はJALのおかげでニュースに追いかけられなくなってホッとしているのではないでしょうか?

 

しかし、2000年問題のような西暦の大台変更はあと1000年ありませんが、元号変更は数十年ごとにありえることです。平成元年に苦労してトラブルを解決したシステム担当者は、今回の変更を見越していなかったのでしょうか?「どうせ30年、40年後だから俺には関係ない。」なんて思っていたとか...?いや、当時はそんな先のことを考える余裕もないほどに忙しかったというのが実情でしょう。今回と違って、いつ昭和が終わるか事前にわからなかったのですから、対策のしようもなかったはずです。事前に準備なんて、不謹慎だと言われたかも知れません。当時の担当者は元号変更後、不眠不休で対策に追われたのだと思います。

 

もっとも当時は今ほどすべてがシステム化されていなかったので、影響も今ほどは大きくなかったはずです。そう考えると、令和の次は、更に世の中のすべてがシステム化されていることは間違いありません。「30年、40年後なんて関係ないや。」なんて言わずに、次のこと、不測のことを見越して準備をしておくことが大切だと思います。

            
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