ユーザーフレンドリーの真意
2019.07.15 Monday
よくホームページやアプリの使いやすさのことを「ユーザーフレンドリー」と言います。英語の「User Friendly」から来ている言葉ですね。
英語ではこの「friendly」という言葉は、とてもよく使われます。もちろん文字通り、「友達的な」という意味です。愛想のよく付き合いやすい友達はfriendlyですし、米国では高級ホテルやレストランでもfriendlyなサービスが良いとされています。日本なら高級ホテルやレストランが「フレンドリーな」サービスといえば少し違和感があります。あくまで礼儀正しく他人行儀な方が、高級店では良いとされています。一方、米国では高級ホテルやレストランでも、誰に対しても友達にように親身になって親切にしてくれるのが良いサービスです。でも決して馴れ馴れしくなったり無礼になってりすることは、当然ありません。あくまで礼儀正しくしながらも、こちらの身になって親切にしてくれるのです。
ホームページやアプリも同じだと思うのです。「ユーザーフレンドリー」は単に使いやすいとかいうレベルではなく、どんなユーザーに対しても使う人の身になって親切に、使いやすく、親身なつくりがユーザーフレンドリーであるべきなのです。
本当のサービスとは何かを考え、いかに相手の立場で考えるかが重要なのだと思います。