ウチはプロバイダーじゃありません!

2010.07.31 Saturday
        
と、実によくある話なのです。

お客様からのお問合わせで、「ネットの調子が悪いのでメーカーに電話して聞いたらプロバイダーが原因と言われました。清水さんのところですね?」とか、「ウチのオフィスのプロバイダーはマハナさんですね?」とか。

プロバイダーというのは、インターネット接続業者のことです。(ISPといいます。)OCN、ニフティ、ヤフーBB、Sonet、ODN、ぶらら...などです。ちなみに回線業者というのはまた別で、NTT(フレッツなどはその商品名)、KDDI(AU)などです。通常はプロバイダーはどこかの回線業者と組んで、例えばSonetAUひかりとか、ヤフーBBフレッツ光とか称してパッケージでサービスを提供しています。プロバイダーに加入すると、家やオフィスのパソコンがインターネットにつながり、自分専用のメールアドレスが提供されます。

で、ウチはホームページ屋さん。ホームページを作るのが仕事で、インターネットの接続や回線は仕事ではありません。

でもですね...

それは我々の話で、お客様にとってはそんなこと関係ありません。それにそんなこと、知らなくても不思議ではありません。知らない方も沢山います。私はこの仕事をしているから知っているだけの話。それよりもインターネット=マハナと思ってくださっているのは、嬉しい事じゃないですか。

「インターネットがつながりません!」と電話をいただくこともあります。私に出来ることは、出来る限り対応するつもりです。(もちろん、回線エラーはさすがに何ともなりませんけど。)
            
格安ホームページ作成/SEO

昨日、中国でグーグルが使用不可能に

2010.07.30 Friday
        
あまり日本で報道されたいなかったようなニュースです。(CNNで知りました。)

中国の検閲に反対してグーグルが撤退を表明したのは数ヶ月前のニュース。その後グーグルの中国は香港のグーグルに自動転送される仕組みになっていたものの、中国とグーグルの関係が悪化してきて、中国がグーグルの免許を更新してくれないことになりそうだったので、その転送の仕組みも中止して免許更新を受けたのが、つい先月。

そして昨日、中国でグーグルが突然、全面的に使えなくなったそうです。

このニュース、しかし面白い(というか恐ろしい)のは、情報がバラバラなことです。ニュースによっては、「全面停止になった」ということですが、別のニュースでは「一部が一時的に使えなかっただけ」ということでした。実際はどうなっているのでしょうね。このニュースでさえ、もしかして検閲を受けて変更されているとか!?

そして、原因が特定されていないのです。単なるシステムエラーかも知れませんし、中国が故意にグーグルを妨害した可能性だってあるのです。あるいは昨年受けたようなサイバーアタックかも知れません。

とにかく今は完全復旧したそうですが...なんとも不気味な話です。
            
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ヤフーがグーグルエンジンを採用する影響

2010.07.29 Thursday
        
細かい話は昨日書きました。

「じゃあ、結局どういう影響があるの?」と聞かれると...今のところは何とも言えません。有料リンクや過度なSEOをやっているところは順位がさがる可能性が高いとは思いますが。

それよりも、もっともっと大きな影響。というか、心配。

もしヤフーで大きく順位が下落して消えてしまった場合...これまでは、「でもグーグルでは上位だから」という安心があったのですが、下手をすれば両方から消えてしまう可能性もあるのです!おそろしいことです。ネットを頼りにビジネスをやっている人にとっては計り知れない打撃があります。

今、日本ではヤフーとグーグルで9割以上のシェアを占めるので、その二つが合わさったら、完全に独占されてしまうわけです。グーグル検索の仕組みがすべてを決定すると言っても過言ではありません。一応、ヤフーはグーグルの仕組みにヤフー独自の仕組みをプラスすると言っているので検索結果がまったく同じということもないはずですが、どの程度結果が異なってくるかは謎です。

でももし同じだった場合、非常に大きな危険を含んでいるわけです。公正取引委員会は、「問題ない」という見解ですが...問題は大ありだと思います。
            
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ヤフーとグーグルの違い

2010.07.28 Wednesday
        
日本のヤフーがグーグルのエンジンを採用したという今回のニュースですが、読売その他の新聞にも出ていたため、ネット業界はもちろん、一般の方まで話題になっているようです。お客様からもいくつかご質問をいただいたので、ヤフーとグーグルの検索の仕組みの違いについてちょっとまとめてみます。

(あくまで私が考えていることであり、正確を保証するものではありません!この手の話は専門家10人に聞いたら10人とも違うことを言う世界なので...)

1.グーグルの方がリアルタイム性がある
ニュースサイト、ブログやツイッターなどに書かれた記事が即、検索されることがよくあります。特に人気ブログや大手のホームページに書かれると、そのリンク先もすぐに反映されることがあります。

2.グーグルの方が日々の上下が激しい
上記のリアルタイム性に加えてグーグルの方がアルゴリズム(検索の仕組み)が頻繁にかわるので、毎日順位が上下することがよくあります。

3. 最終的に順位が上位で安定するのが遅い
短期間の上下動は激しいものの、出来立てのホームページやSEOを強化したホームページが上位に出て来て安定するまでには時間がかかります。1年ということもよくあります。

※1-3により、つまり、出来立てのホームページは人気ブログなどに紹介されるとすぐに検索されるようになりますが、その後すぐにダウンして、上位に戻るのは1年くらいしてから...というパターンが時々あります。

4.ペナルティがきびしい
SEO目的の有料リンクやアダルトサイトなどからのリンクがあった場合、またホームページ内に必要以上に同じ単語が繰り返された場合など、過度なSEOがあった場合のペナルティが厳しいのです。

5. リンクの質と量が重要
公的期間のホームページや企業のホームページなどからの質が高いリンク、そして沢山のホームページからリンクをもらうことがヤフー以上に大切です。

もちろん、毎日仕組みが変化しているので一概には何とも言えないことなのですが、ヤフーもグーグルの仕組みを取り入れる以上、来年以降から上記の傾向がでてくる可能性が高いと思います。


            
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ヤフーがグーグルの検索を採用することに決定!

2010.07.27 Tuesday
        
これは、SEOを根本的に変えてしまう、大きなニュースです。

7/27 ヤフーの公式発表(PDF)
7/27 ヤフーによる、よくある質問(PDF)

ヤフーは昨年、米国でマイクロソフトBingの検索技術を採用し始め、その影響で日本でも検索の仕組みが徐々に変わってきていました。しかしこのブログでも何度か書いているように、かなり「?」が多い、(ハッキリ言って完成度が低い)検索結果が続いていました。

恐らく、ものすごい試行錯誤だったのでしょう...

そしてついに、日本では独自にグーグルの仕組みを採用することにしたのです!(これはあくまでヤフージャパンでのことで、米国のヤフー本体では引き続きBingを使うようです。)

「じゃあ、ヤフーとグーグルの検索結果は同じになるのか?」と言いたいところですが、プレスリリースを読む限りでは、ヤフー独自の色をつけるようです。それが何かは、もちろんわかりませんが。

しかし...

一般的にはあまり知られていませんが、ヤフーがグーグルの仕組みを使うのは今回が初めてではありません。グーグル創成期のころ、ヤフーは一時的にグーグルを使っていたことがあるのです。その後グーグルが大きくなってしまい、ヤフーとは切れたわけです。ある意味、それが年月を隔ててまた復活したという考え方もあります。

いずれにせよ、これまで我々が行っていたSEOのやり方を大きく見直す必要が出てくることは不可避だと思います。
            
インターネット/最新技術

使われないホームページ

2010.07.26 Monday
        
 弊社のお客様の9割は、作ったホームページをご商売で有効活用されていると思います。そして制作にかかった費用や維持費用以上に、ホームページを使って売り上げをあげている方も沢山いらしゃいます。実際、ほとんどが成功していると言っても過言ではないでしょう。

しかし、やっぱり中にはまったくホームページを使っていない方もいます。

作ったものの、やっぱり商売を中止された方。ネットショップを作ったままでまったく営業をされていない方。体調を崩してビジネスを休止している方。

理屈上は、お客様がホームページを使っていても使っていなくても維持費用はいただくものですし、弊社に責任はないのですが...やっぱりそういうわけにもいきません。

商売を中止された方はともかく、少なくとも活用しようと考えている方には出来る限りのお手伝いはする方針です。ネットビジネスのアドバイスもしますし、ホームページも大幅改善を無償ですることもあります。また、何らかの都合で商売を休止される場合の維持費用も柔軟に相談に応じています。おそらく、他の制作業者でここまでするところはないかと自負しています。

私としては、単なるホームページ屋としてホームページに対してお金を頂くのではなく、やはりお客様が成功されて、その成功の対価としてお金をいただく方針でいたいと思っています。
            
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メールか電話か?

2010.07.25 Sunday
        
ほぼ100%メールのみでコミュニケーションする人もいれば、ほぼ100%電話のみでコミュニケーションする人もいます。

よく、若者はメールで年寄りは電話と言いますが、私の周りを見渡す限りは当てはまりません。20代でメールを全然使わないで電話ばかりする人も沢山いますし、60代でメールを上手に活用している人も沢山いるのです。

さて、私自身は、メールの方が断然便利だと思います。色々な理由がありますが、一番はメールなら相手の時間を気にしないでいいことです。

電話をかける場合は、土日や夜中はもちろん、平日の日中でも、相手の都合が気になって仕方ありません。「朝何時から出社しているだろう?」「今の時間、仕事が忙しいのではないか...?」「昼時かな?」「夕方の忙しい時間だろう。」「もう飲み始めている時間じゃ迷惑かな?」と、色々と相手の都合を考えなくてはなりません。メールならその心配は一切なしです。なので私がお客様に連絡するときは、極力メールです。

当然ですが、ものすごく急ぎのことや、電話での説明が必要不可欠の場合は電話をかけます。でもそんなのは稀です。

よく「電話の方が早いから」と言う人がいますが、相手のことを本当に考えると、私にとってはやはりメールの方が結局は「早い」場合が多いと思います。


            
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銀行の法人向けネットサービスはなぜ有料?

2010.07.24 Saturday
        
イーバンク銀行(今は楽天銀行)やジャパンネット銀行のおかげで、インターネット上の銀行は随分普及してきていると思います。現金の引き下ろしは出来ませんが、残高照会や振り込みは銀行に行く必要がなく、月末や25日などに行列に並ぶ必要はなく、便利になったと思います。大手銀行でもネットサービスを行っており利用している人も多いかと思います。

しかし、理解できないのが法人口座のネットサービスの月間利用料。楽天銀行やジャパンネット銀行など専業はさすがに無料ですが、大手銀行は、みずほ、東京三菱UFJ、三井住友、りそな...すべていまだに有料なのです!毎月一律2000円程度の利用料を定額でとっています。しかも振込などは当然、手数料が別途かかります。

おかしいと思いませんか?時代錯誤ですよ!

だって、ネットサービスの利用により、ユーザーはもちろん、銀行にとってのメリットは莫大なハズです。人+紙でやっていた事務手続きが大幅に減り、人件費、事務費ともに大幅にカットできます。支店も減らせるのでは? 恐らく、年間数百億円のコスト削減は可能でしょう。

「機械を利用するのだから手数料を払え」というのは、昭和時代のビジネスモデル。機械による利便性を無料提供して、経費を大幅にカットすることにより最終利益を上げるのが、ネット時代のビジネスです。便利にして、口座を増やし預金を増やし、振込件数を増やすことも出来ます。でも、頭の固い、銀行経営者には理解できないのでしょうね。

こんなことだから、ますます時代に遅れ、収益が改善されないのだと思います。
            
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ファビコン

2010.07.23 Friday
        
ファビコンって、ご存じですか?
ホームページのアドレスなどの横に出てくる、そのホームページのロゴマークです。ヤフーやグーグル、ツイッターなど大きなホームページに付いている場合が多いと思います。

ブラウザによって出かたが違うのですが、例えばファイヤーフォックスの場合。

ファビコン

お気に入り(=ブックマーク)にも登場することがありますね。

ところが...

ファビコンは技術的に不確定な部分が多く、ブラウザによって対応していたりしていなかったり、ファビコン対応のブラウザと言えどもすべてのホームページのファビコンに対応しているわけではなかったり... かなりあいまいなのです。技術的に未成熟なものなのです。

私が使っている最新版ファイヤーフォックスのブックマークでは、なぜかヤフーの横にツイッターのファビコンが出て来ています!

...ヤフー+ファイヤーフォックス最新版でもこんなレベルなのです。

「一応」付けるのはとても簡単なことなのですが、完璧に対応するのはかなり難しいことです。特にブラウザ対応になると完全なサポートは技術的にほとんど無理と言っても過言ではありません。

もし、お客様のホームページに無理に付けると、「ウチのブラウザでは見られない。」「突然表示されなくなった」「グーグルは大丈夫なのに...」などなど、色々なトラブルの原因になることが、容易に予想されます。

なので、格安ホームページをウリにしている弊社では原則お断りしています。

(了解の上で...というのなら、付けますけど。3分で出来るので。)


            
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いまだに、IE6のシェアが高い理由

2010.07.22 Thursday
        
2カ月ほど前にHTML5について書いたときにも述べましたが、日本ではまだインターネットエクスプローラー6(IE6)のシェアが悲しいほど高いのです。(5月13日ブログ HTML5

先日も何かのネット技術のニュースでどこかの役所のパソコンが写っていて、その画面を見てみると...IE6でした。

調査方法にもよりますが、弊社が把握している範囲では、シェアはまだ2割近くあります。

IE6は、セキュリティ上の欠陥も多く、またホームページの表示上の欠陥も異常なほど多いために、とっても技術者泣かせのブラウザなのです。作ったホームページが、その他のブラウザ(例えばIE7、IE8、サファリ、ファイヤーフォックスなど)ではキレイに表示されるのに、IE6のみ大きく異なることが多々あります。ホームページ制作者としては、このIE6に対応するだけのために膨大な時間を費やします。

ウィンドウズをネットにつなげて使っていれば、定期的に「アップグレードしてください」という案内が出るはずなのですが...多くの人は、新しいものは嫌いなので、「NO」を押すのでしょうね。あと、大企業などではセキュリティ上、システム管理者以外は勝手にソフトのアップグレードができないこともあります。日本の場合このいずれかが多いと思います。

あと中国では非正規版(つまり海賊版)のウィンドウズを使っている人が多く、自動的にアップグレードされないという話を聞いたこともあります。

早くIE6が世の中からなくなれば楽になるのですが... 日本では当分先のような気がします。
            
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