グーグル墓地?

2018.11.30 Friday
        

「Google Cemetery」(グーグル墓地)という面白いサイトを発見しました!

 

https://gcemetery.co/ 

 

過去にGoogleがやっていたサービスで廃止になったものが、墓石風に書かれて並んでいます。各墓石をマウスオーバーすると説明文がでてきます。

 

ただそれだけなのですが...アイデアが何んともユニークですね。いや、その前に、こういうのを作っている人がいるということ自体が面白いです。右上にアフリエイト広告らしきものがあるので、広告収入目的だとは思うのですが、こういう話題になりそうなサイトを作れば大量のアクセスを集めることも不可能ではないでしょう。

 

内容を見てみると、色々と気づくことがあります。写真整理システムだったGoogle Picasaが無くなったのは知りませんでした。そういえばGoogle Photoに代わっています。あとGoogleプラスが来年無くなるのはびっくりです。Facebookに追いつこうということで始まったサービスですが、まあ、無理だったのでしょう。私も一応は登録したものの、実際に使ったことは0です。多くの人が同じだったに違いありません。

 

Googleと言えども、数多くの失敗をしているのですね。私達も色々な意味で勉強になります。

            
インターネット/最新技術

100社中、残ったのは3社

2018.11.29 Thursday
        

そうおっしゃっていたのは先日お会いしたある会社の社長さんです。その方は自分で起業して最初の6年間はシェアオフィスで1人で仕事していたそうです。そしてスタート時にあった約100社のうち、6年後に残ったのは3社だったということです。

 

国税庁のデータでは、9割が5年以内に廃業しているとのことなので、ほぼ同じだと思います。そのくらい多いのでしょう。

 

で、今回の社長さんの話で驚いたのは...。

その、スタート時にシャアオフィスにいた100社の多くがホームページ制作会社だったということです!

 

ウチの同業者ですね...。

その9割以上が6年で潰れたというわけです。

 

競争の激化、不景気、人材難など、色々な要因があります。でもそれはどんな業界でも、どんな会社でも同じはずです。私が見る限りで思うのは、そんな外部要因ではなく、会社の基本的な在り方の問題です。技術やデザインに偏重する考え、一時的に大きな利益を追求し過ぎる経営、お客様を大切にしない体制...。どれも考えてみれば当たり前のことなのですが、それが分かっていない同業者が多い気がします。

 

と、偉そうなことを言うウチだって全然成長していません。でも、廃業することなく何とか10年以上続いています。

 

失敗例を反面教師とし、うまく行ったときもおごることなく気を引き締めて続けていきたいと思います。

 

 

 

            
ビジネス/経済/仕事

授賞式ビジネス!?

2018.11.28 Wednesday
        

シンガポールのビジネス雑誌の編集者と名乗る人から突然電話がかかってきました。

 

話を聞いてみると...

ビジネス優秀賞とか何とかの候補に弊社がノミネートされたので、インタビューしたいとのこと。しかし、どう考えてもウチがそんなところにノミネートされるわけないので、何かの詐欺かと思い、一旦電話を切ってネットで調べてみました。

 

どうやら、この団体も雑誌もちゃんと実在するもので、ちゃんとまっとうな(?)ビジネスを営んでいる様子です。また、今回のノミネートというのも嘘ではなさそうです。ただし...。ノミネートは誰でも出来て、無料なのです!

 

何をやっているかというと、実際に何か賞を取った場合は必ず授賞式に出席しなければならず、その参加費が100万円ほどするというわけです。つまり、沢山ノミネートさせて、色々な賞を作って与え、そして授賞式に参加させて利益を得るというビジネスモデルです。

 

もちろんお金を払って賞を受ける方としても、雑誌やネットに書いてもらえるし、受賞したこと自体を自社のホームページやパンフレットに載せれば宣伝効果も期待できます。さらにそのことをプレスリリースしたり、日本のメディアに取り上げてもらうこともできるでしょう。

 

なので、受ける方にとってもまったく悪い話ではありません。もちろん主催者側も儲かります。ある意味、お金を払って書いてもらう有料記事とか、有名人インタビューと似ています。でもこんなビジネスがあるなんて、知りませんでしたね。

 

色々なことがあるものです。

 

            
インターネット/最新技術

名前の自動挿入

2018.11.27 Tuesday
        

最近のメルマガ配信システムなら大抵は名前や会社名を文中に自動挿入する仕組みがついています。

 

例えばメールの書き出しに、「%company% %name% 」という具合に書いておけば、私宛のメルマガは配信用名簿に従って自動的に「マハナコーポレーション 清水周一 様」と書かれるわけです。

 

ところがですね...。

これは結構ハードルが高いのです。

 

なぜなら、正しく反映させるためには元の名簿が完璧でないといけません。名前に誤字がないことはもちろん、何らかのミスで名簿が一行ズレたりしていると大変なことになってしまいます。10人くらいならともかく、1000人もいるような名簿でそこまで完璧にするのは至難の業です。よほどしっかりと名簿を維持管理しておく必要があります。

 

で、名前を間違えるくらいなら最初から書かない方がマシというわけで、名前をそもそも入れなかったり、全部に「お客」としておけば、自動的に「お客様」と出るわけです。

 

今日見た、あるシステム会社からのメルマガです。

 

 

「お客」と「様」が微妙にフォントが違い、変なスペースがありますよね。これは、ほぼ間違いなく、自動宛名挿入を使いつつ、名前は「お客」と入れたのでしょう。

 

ま、同業者として気持ちはわかりますが...。

            
インターネット/最新技術

レンタルサーバのアダルト禁止は意味がない?

2018.11.26 Monday
        

と、ある専門家がおっしゃっていました。

 

大手レンタルサーバの多くは「アダルトサイト禁止」とか「ギャンブルサイト禁止」と書いてあります。別にアダルトだからと言って何かシステム上の悪影響があるわけではないのですが、まあ公的機関や士業などのいわゆる「お堅い」職業のホームページが、こうしたホームページと同じサーバにあるというのは、何となく良いものではありません。なので、禁止になっていると安心するわけです。

 

しかしですね...。

共用サーバの場合、1つのサーバに数百ものホームページが同居します。多い時は1,000とか10,000とかいうこともあるらしいです。その中の全ホームページを、レンタルサーバ会社の職員が1つ1つチェックしているとは思えないのです。画像の自動認証やAIを使えば可能ですが、まだそこまで進んでいるわけではありません。つまり、禁止にしているものの、実際は守られていない可能性が高いというわけです。

 

で、これが本当に問題になるのは中国からのアクセス。

 

ご存知の通り、中国ではそういうホームページの閲覧が禁止されています。もし、同じレンタルサーバ内に1つでも禁止されているホームページがあれば、サーバ丸ごとアクセス制限を受けてしまうので、すべてのホームページが中国から閲覧できなくなってしまうのです。

 

なので、中国向けのホームページを載せるサーバは、単に「アダルト禁止」という視点で選んでも意味が希薄です。専用サーバか、ちゃんと中身が把握されているサーバを厳選する必要があります。

            
格安ホームページ作成/SEO

「親愛なるお客様」!?

2018.11.25 Sunday
        

企業から届いた手紙やメールの冒頭が、「親愛なるお客様」と書いてあったら...原文は英語で、それを日本語に翻訳したものだなってすぐにわかってしまいます。英語の「Dear Customer」を教科書的に翻訳したものでしょう。

 

さらにですね...。

日本語だと既に取引があるお客様への手紙やメールは必ずと言っていいほど定型の挨拶文から始ります。簡単なものなら「お世話になっております」ですし、丁寧なものなら「平素は格別のご高配を賜り...」などでしょう。もちろん時候の挨拶もあります。しかし、英語の手紙にはこれらがないことが大半です。英語の手紙でも同様の挨拶はありますが、なくてもOKです。なので、英語の手紙を通常通りに翻訳すると、「親愛なるお客様」から始まり、いきなり本題に突入します。

 

これでは、いかにも翻訳したという感が強くなってしまい、違和感を感じてしまうものです。

 

しかし!

だからと言って、翻訳の依頼を受けた翻訳者が原文に書いていない「平素は格別のご高配を賜り...」を追加できるかといえば、90%は無理です。社内の人で、翻訳者ではなく秘書、マーケティング担当、営業担当などなら可能かも知れませんが、まあ通常はやらないでしょう。

 

手紙やメール一つにしても、それぞれの文化や歴史的背景と無縁ではないのです。単なる翻訳ではなかなか伝わらないことが多々あるものです。

 

ちなみに...。

Google翻訳で「Dear Customer」を訳してみると、「お客様各位」と出てきました。これなら違和感がありません。下手な翻訳者よりも上手ですね。立派!

 

 

            
ビジネス/経済/仕事

トップページの内容の作り方

2018.11.24 Saturday
        

2年ほど前にも似たことを書いていますが、私たちが通常お客様にアドバイスしているトップページの内容作りについて、ちょっとまとめてみます。

 

1.キャッチフレーズとして、何をやっているかを1行でわかりやすく書く。
「効果的な英語ホームページを格安で作ります!」

「渋谷で味噌ラーメンといえばマハナ軒。」

「電子部品の輸出代行ならマハナ貿易。」

...など。


表現はベタでよいので、トップページを見た人が1秒で内容を理解できることが大事です。
抽象的な表現ではなく、具体的に「何を?」を書くことが必須です。

 

2.200ワード程度の説明文
初めて来た人は、キャッチフレーズ、メイン画像が目に留まって興味を持ったら、その次にもう少し具体的なことを知りたいと思うはずです。ここで短く簡単な説明文を載せておくと効果的です。また、SEO(Google対策)上も有利です。

 

3.特徴や出来ることを箇条書きで5-6個。
「こういうことができます。」「長所はxxとxxです。」というリストを載せると、説得が早いはずです。

 

4.その他、サービス、特徴についての解説を200-400ワード程度
強調したい点を、トップページの最後に少し多めに載せておきます。これもSEO対策上有利です。

 

あまり色々と沢山詰め込んだり、SEOを意識し過ぎでキーワードを乱発したりする必要はありませんが、抽象的なキャッチフレーズだけだったり、何も書いていないイメージ写真だけのトップページだったりしては、見た人に対して(そしてGoogleに対しても)不親切ですし、すぐに閉じられてしまう可能性も大です。

 

見る人の立場で考え、ある程度の内容をわかりやすく簡潔に書くことが大切です。
 

            
格安ホームページ作成/SEO

一見さんお断りの、本当の意味

2018.11.23 Friday
        

ビジネス本の宣伝で読んで、なるほどな〜っと思ったので、書いておきます。

 

商売で新規開拓がどれほど大切かは言うまでもありません。営業マン、会社の経営者、自営業の人なら誰でも日々痛感していることです。なので「一見さん、お断り」なんて本来はあり得ません。

 

しかし...この話によると、「一見さん、お断り」も大切なことらしいのです。

 

商売では新規開拓が重要なので、通常ならそちらにエネルギーを沢山使いますね。そのため、本来とても大切なことである、既存のお客様へのサービスが蔑ろになってしまうこともあるわけです。そうすると最悪の場合、昔からのお客様が離れてしまうこともあります。

 

「一見さん、お断り」にすると、どうでしょう?

新規開拓にエネルギーを使わない分、既存のお客様へのサービスに集中することができるわけです。

 

「でも、それじゃあ、現状より上に行けないのでは?また、既存のお客様がいなくなったら終わりでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。そう。既存のお客様を大切にしていれば、必ず新しいお客様を紹介してくださいます。お客様がお客様を呼ぶことになるはずです。

 

京都で何百年も続いている店で「一見さん、お断り」のところは、こうして商売が成り立っているということです。

 

私たちの仕事では「一見さん、お断り」ということは絶対にあり得ませんが、この考え方はとても大切だと思いました。

 

 

            
ビジネス/経済/仕事

昔の「SEO対策」

2018.11.22 Thursday
        

お客様の社名が変なホームページに引用されているということで、お問合せをいただきました。こんな感じのホームページです。

 

 

別のお客様で同じようなことが過去に何度かあったので、ここに書いておきます。

 

これは昔、「ワードサラダ」と呼ばれていたもので、機械で作られたホームページですね。

 

意味のあるなしに関わらず、何でもいいから文字を載せただけのホームページです。言葉がごちゃごちゃに沢山入っているので、「ワードサラダ」と呼ばれていました。絶滅したと思ったのですが、まだ残っているようです。

 

10年、いや20年ほど前まで、グーグルに検索されやすくするためには、何でもいいので沢山のホームページに紹介してもらう事でした。例えば1,000くらいの他のホームページ上に、自社ホームページのURLが掲載されていれば、それだけで上位表示される仕組みになっていました。なので、私達のような制作業者はお客様からお金をふんだんにもらって、こういう意味がないホームページを機械的に何十万、何百万と作っていたものです。しかしそれを「けしからん!」としたグーグルは仕組みを変えて、明らかに機械的に作られた意味なしのものはNGとするようになり、こうしたホームページは急激に減少してきました。

 

そんなホームページの残骸はまだ沢山残っています。いまだに弊社の名前や私が書いた文章も、たまにこういうインチキホームページに掲載されていることがあります。

 

今ではグーグルも相手にしていないので、放っておけば消滅するはずです。(ただし、もしその中に貴社のURLが入っていたら、場合によってはグーグルからペナルティを食らう可能性もあるので、ホームページ制作会社に相談してみてください。)

 

            
格安ホームページ作成/SEO

お客様の転機

2018.11.21 Wednesday
        

たまたま2件続けて、ホームページ廃止のご依頼がありました。

 

1つは7年前にホームページを作った会社で、大成功されたところです。弊社が作ったホームページやその他の手段で集客し、順調に伸ばしてきたのですが、奥様の夢を実現するために沖縄に移住することが決まったそうです。二人で関東から沖縄に引越して、また人生を新しくスタートするとのことです。「清水さんにホームページを依頼して、本当によかったと思います。また新しいことが決まったら、ホームページを作ってください。」と言ってくださいました。

 

もう1つは体がご不自由な方で、副業のビジネスでホームページを使っていました。しばらく音沙汰がないと思ったら...。なんと!パラリンピックを目指して猛練習に励まれているそうです!副業は断念したとのことでした。

 

どちらも、ホームページ廃止という意味では私たちの仕事にとって悪いニュースですが、なぜか私としてはとても嬉しい気分になりました。

 

最終的にお客様が幸せになってくださることがゴールです。その過程で私たちのホームページがお役に立てたのだから、私たちの目的は達成です。

 

是非、新たなチェレンジでも大成功し、大活躍していただきたいと心から思います。

 

            
格安ホームページ作成/SEO